梅雨に入ってしまったのでなかなかお外に遊びに行くこともできませんね。鬱々とした時期ですが、こういう時はお家にこもって笑える本を読んでみてはいかがでしょうか。
今回おすすめする朝井リョウさんと言えば、『桐島部活やめるってよ』や『何者』などの小説を書いていて、直木賞も受賞した作家さんです。
「笑える小説家」と書いたので朝井さん自身が面白い方と言う表現になりますがその通りです。エッセイなどを読んでいるととてもよくわかるのですが、朝井さんの書いたエッセイは言葉のチョイスが素晴らしく、電車では絶対に読んではいけないレベルの笑いをもたらしてくれます。そんな朝井さんのオススメ本3冊をご紹介いたします。
時をかけるゆとり
日常生活を描いたエッセイですが、すごく脱力していて読みやすい本です。眼科医とのやりとりや、自転車で京都まで行くお話、美容院での出来事等が描かれていますが、相手のキャラクターも濃く表現の仕方も新しくて思わず笑ってしまうお話しばかりです。
文庫本で持ち歩きやすいですが、外で読むには注意が必要です。
風とともにゆとりぬ
こちらは時をかけるゆとりの後に出たエッセイです。ですのでまずは時をかけるゆとりから読んでいただきたいのです。それは眼科医とのやりとりのその後等も出てくるためです。
作家による本気の余興やレンタル彼氏との対決など、切り取るシーンや視点などが面白く言葉のチョイスがやはり秀逸です。分厚い本なので、家でゆっくりと読むことをおすすめします。
世にも奇妙な君物語
こちらは小説です。世にも奇妙な物語風に書いた短編小説集で5つの作品が収録されています。
第一話は本家のような怖さやオチがありますが、他の話は奇妙な部分にピックアップされていて驚くような展開や結末が待っています。個人的には第4話のネットニュースの話の展開が面白く、声を出して笑うレベルのお話しでした。
第五話の『脇役バトルロワイヤル』は一話から四話を読み終わった後にぜひとも読んでいただきたいです。脇役の役者さん達のあるあるセリフや行動などを描いていて、それがすごくわかるので笑いながら読んでしまいます。
今回ご紹介した3冊はどれも気軽に読める本ばかりで、エッセイも小説も短いお話しがたくさん入っているのでどこからでも読むことが出来ます。また笑うことによって日ごろのストレスもふっとびますので、疲れたときなどにこちらの本を読んでみてはいかがでしょうか。
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